ダブリンの中心部にあるダブリン城は、ダブリン市とアイルランドの興味深い歴史を今に伝えている。長年にわたってダブリン城の役割も変化してきた。もともとは王家の居住地として、アイルランド総督や、アイルランド副王(王や女王の代理)などがここに住んでいた。副王の住居は今ではステートアパートメントと呼ばれ、ダブリンでも特に壮大な場所のひとつである。ここはアイルランド大統領の就任式を行う場所でもある。ダブリン城政府の副司令官であるアイルランド副大臣のオフィスもここにあった。また議会や法廷も現在の位置に移動する前は、長年にわたりダブリン城で行われた。 ダブリン城は現在アートセンターとして利用され、また敷地内ではコンサートなども催されている。通常、政府関係の行事が行われている期間をのぞいては、一般に公開されている。公開されている部分には、聖パトリックホール、大統領の就任式が行われるボールルーム、ウィリアム三世の王座がある謁見室、ローヤルファミリーの滞在に利用されたこともある副王の居住地などが含まれる。