かつてパリの要塞および牢獄だったバスティーユは、王家の権力のシンボルだった。このみごとな観光スポットは、もともとは市の防衛を強化するために建てられたが、17世紀には牢として使用されていた。ここの囚人ではボルテールとマルキ・ド・サドが特に有名であり、観光客は独房の前で彼らにまつわる話に熱心に聞き入る。バスティーユの 地下牢には哀れな国事犯が囚われていることが多かった。 最近までバスティーユには巨大なサークル道路とシャルル十世の王位剥奪を記念する7月革命の柱しか見るものがなかったが、 1989年にバスティーユの新オペラ座が完成したことにより、周辺の再開発が進んでいる。かつては平凡な場所に過ぎなかったものが、今では素敵なアートギャラリーや、ショップ、劇場、ファンキーなジャズクラブなどが軒を並べる場所となった。バスティーユは今では、パリでも最もトレンディなエリアである。