1744年、ルイ15世は誓いをたてた。もしこの恐ろしい病気から回復したら、パリの守護聖人、聖ジュヌヴィエーヴを称えるためにサント・ジュヌヴィエーヴ教会を建てなおすと。王の健康が回復し、誓いを守るためにデザイナーに命令が下った。その結果がパリのパンテオンとして知られる有名な建築物だ。 モンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴに位置するパンテオンからは、市内を一望できる。ギリシャ十字架のようデザインに、コリント様式の柱が並ぶポーチがある。もともとの計画では、幅110メートル、高さ83メートルの巨大な建物に、広大な地下室を設けることになっていた。しかし予算の都合で 完成はスフローの死後となった。完成時に政府の意向で、パンテオンは教会ではなく、フランスの偉人をまつる霊廟として利用されることになった。 その後、教会として使用された時期もあった。ここにまつられている有名人には、ボルテール、ルソー、ビクトル・ユーゴ、そしてパンテオンの建築を行ったスフローなどがいる。