この寺院はもともと伝統的な古代コリント様式にデザインされ、信仰の中心地として機能していたものを、後世になってカトリック教会として改装、聖別された。今日でも、世界で最も重要な素晴らしい宗教的建造物と考えられている。 建設はシンプルでありながら複雑でもある。正面ポーチにはエジプト風の柱が24本もあり、コリント様式の土台(キャピタル)より伸びている。これが小広場della Rotondaにのぞんでいる。大きなブロンズのドアは、巨大な円形の室内へと続き、頭上はコンクリート製の半球ドームがおおっている。半円または長方形のアプスが壁に沿って並び、ドームからは巨大な柱によって隔てられている。パンテオンで最も見事なのは、もちろん、ドーム頂上の天窓だ。この窓から差し込む日光が、斑岩、花こう岩、大理石の壁や床を照らし出している。光の向きによって時間がわかる。 パンテオンはクリスマス、元旦、5月1日をのぞいて毎日オープンしている。入場は無料。バスもある。独特の宗教的雰囲気が楽しめる場所だ。